堺にある海水温泉の湊潮湯に行ってきた!

最近ますます寒くなってきて、毎日中華ちまきのように着込んでいる中国人留学生のりんごです。

私の故郷は中国の南にある浙江省の温州市です。漢字の通り、暖かいところで、めったに雪が降りません。私は初めて積もった分厚い雪を見たのは、来日してから岐阜県の高山に行った時でした。雪化粧にすごくすごく感動しました。

冬になると、どうにしても気になる風景があります。短パンで、薄着でいる子供をよく見かけます。絶対寒いでしょう!かわいそうだと思います。また、女子中学生や高校生がミニスカートを穿いて足を露出していることもかなり衝撃的です。日本の中学生や高校生は学校の制服が規制されており、ミニスカートを穿くのが仕方ないとしたら理解できますが、なぜ日本の親は真冬なのに子供に短パンしか穿かせないのだろうか?風邪をひくことを心配しないでしょうか。さかにゅーのママスタッフに聞いたところ、冬でも薄着である理由として、「動きやすい」を挙げています。それにしても、日本人の若者は寒さには強いなあ。子供のときから鍛えらてきたからだろう。中国人の身体感覚とはかなり違うように思えます。

一方、中国では、体を冷やすことは万病の元という東洋医学の考えが非常に根強いです。日本のレストランでは冬でもお冷を出しますが、中国の一般の飲食店では、真夏でも温かいお茶か白湯が提供されます。夏には、ビールも温いまま飲むことが普通です。近年、中国人観光客が日本の魔法瓶を爆買いしているのは、中国人は普段も水筒を持参して、白湯を飲む習慣があるからです。

こんなに寒い中、先日、私は一人で堺にある銭湯に行ってきました。日本にいる間、旅先で温泉に入ったことは何回もありましたが、町にある銭湯に行くのは初めてです。

実は、銭湯については面白い話があります。昔、日本語が分からない中国人が日本に来たときに、銭湯は料理屋さんと思い込んで、スープを飲むのに、なぜ、男と女を分けるのだろうという笑い話があります。湯は中国語ではスープの意味です。中華料理の「酸辣湯(サンラータン)」は辣酸っぱいスープです。すると、中国語で「銭湯」を理解すると「お金のスープ」となります。「男湯」「女湯」は「男のスープ」「女のスープ」となります。

今回、私が体験したのは関西唯一の海水のお風呂屋と言われている湊潮湯でした。湊潮湯は、大正12(1923)年に、もともと漁師さんが漁に出て冷えた体を温める為に造られたようです。また、平安時代の貴族たちは、この辺りの海水で身を清めてから熊野詣に行ったとも言い伝えられているとホームページには紹介されています。もう94年の歴史もありますね!熊野詣の意味を全然知らないので、調べたところ、熊野詣とは紀伊国(和歌山県)の本宮、新宮、那智の熊野三山に参詣することです。

私は湊潮湯についたのは午後の4時半頃でした。この日は曇りで、風が強くて、すごく寒かったです。湊潮湯はマンションの1階にあり、外観は結構近代的です。

入り口を入るとフロントがあります。券売機で利用券を買いました。大人は440円です。

シュウマイも売っています!まるでラーメン屋さんの券売機です。

壁に飾っている絵を見たら、湊潮湯の外観は昔と変わらないままですね。

フロントの向こう側は居酒屋風のカウンターです。湯上がりには、ビール一杯を飲んだら絶対爽快ですね。

湊潮湯の女湯に入ってから、葛藤しながら体重計に乗りました。今回は自分の体重にはそこまでびっくりしなかったですが、やはり甘いものをちょっと食べ過ぎたと、一瞬だけ罪悪感を感じました。女湯には、潮湯、電気湯、露天風呂があります。

その日、露天風呂に入ってみたが、外が非常に寒かったので、お風呂のお湯が温くて、すぐ内湯に戻りました。電気湯はすごくピリピリして、怖くてすぐやめました。私はずっと熱い潮湯に浸かっていました。お風呂の写真が撮れなかったのですが、その代わりに、日本のお風呂に関する私の黒歴史を幾つか捧げます。

日本では、家にはお風呂があるのがかなり普通なことであり、日本人は毎日お風呂に入る人も多いようです。実は、中国では、お風呂に浸かる文化がありません。グランドホテルやサウナのようなSPAの施設には、お風呂が付いていますが、一般家庭ではシャワーしかない家がほとんどです。なので、中国人は毎日シャワーで済ませます。

私は日本に来てから、お風呂に入るようになりました。冷え性な私にとって、お風呂は本当に最高です。一時期入浴剤にハマり、毎日に色んな香りの入浴剤を試しました。ダイエット効果のある唐辛子の入浴剤を体験した時に、お風呂が真っ赤の血まみれのようになり、怖くて使わずにお湯を抜いたことがあります。

また、初めて日本の旅館に泊まった時に、旅館にある浴場は温泉であることを知らず、自分で入浴剤を入れました。その後、日本人の友達と話した時に、やっと自分の「罪」に気づきました。

まだまだあります。日本人の友達の家に泊まった時に、先にお風呂に入らせてもらいましたが、私はお風呂上がりに、お湯を抜きました。大失敗でした。日本人の家庭では1度沸かした湯に家族全員が入る習慣を知りませんでした。日本人はすごくキレイ好きなイメージがありますので、お湯を共有するとは思いませんでした。

以上、お風呂に関する私の黒歴史でした。完全にカルチャーショックでした。

実は、すごく疑問を持っていることがあります。日本人は非常に恥ずかし屋さんと言われていますが、なぜたくさんの人と一緒にお風呂に入ることは平気なのでしょうか。私は初めて温泉を体験した時に、非常に恥ずかしく感じました。誰も見ていないと知っていても、やはり恥ずかしかったです。全く知らない人同士ばかりだから、日本人は平気なのだろうか。

さてさて、湊潮湯の話に戻ります。お湯が温かくて、非常に気持ち良かったです。海水のお湯は、確かにこれまで体験した温泉の硫黄の匂いと全然違います!唇をなめたら、本当にお塩の味です!厳密に言うと、磯の香りらしいです。

その日、お風呂に来ているのは年配の方が多く、全部で大体10人ぐらいの利用者がいました。私にとって、お風呂で癒されたことはもちろん、最も楽しかったのは、新しい出会いができたことです。

最初に、1人で銭湯に行くのはちょっと寂しいなあと思いましたが、まさかお風呂でも会話ができると思いませんでした。全く知らない人ですが、何気なく会話が初めて、みんなが親切に話してくれました。その中で、バス会社で働いてるお姉さんと会話が弾んでいました。最近の中国人観光客が非常に多い話になって、私が中国語教室で日本人に中国語を教えていることを教えたら、中国語に興味があって、中国語を勉強したいと言いました。2人でお風呂の中で、何も隠さずに(ありのままの自分を丸出し)、日本で商売や仕事をする時に、中国語の必要性を熱弁していました。今から考えてみたら、すごくすごく不思議なことですね。お風呂上がりに、お姉さんと連絡先を交換して、今度、中国語を教えることになります。

風呂上がりの着替え室で、面白いポスターを発見!特に、タコちゃんが可愛いです!

歴史を感じさせるコイン式ドライヤーです。20円で3分間ドライヤーを利用できます。

ロビーの椅子で休憩した時に、ヨーグルトを飲みました。風呂上がりのヨーグルトは特に美味しかったです。

銭湯はやはり年配の利用者が多いかなと思いきや、若者にも人気だそうです!日本人の若者の少年とも出会えました。お話をしてみたら、2人は堺のとれとれ市の「おとと屋」で働いていいることを知りました。おとと屋は鮮魚、海鮮丼のお店です。この前の堺市農業祭のときも、新鮮な魚の店舗を出したそうです。2人から堺のことを色々と教えていただきました。さかにゅーのスタッフのプロフィールで書かれている噂の堺っ子体操も披露してくれました!みんなは親切で私は大変感動しました。今度、おとと屋に行ってみたいと思います。

湊潮湯を出たときに、外はもう真っ暗です!

堺の海水銭湯を満喫して、たくさんの出会いができて本当に楽しかったです。

以上りんごの堺たびでした!

営業時間:通常午後3時~午後11時30分

平成29年12月31日(大晦日)は午後3時より午後11時まで営業
平成30年1月1日(元旦)は休業
2日(初風呂3日4日は午後3時より午後10時まで営業
5日(金)より平常通り営業

アクセス:南海本線・湊駅から徒歩3分

 

 

さかマガ2月号発行中
さかマガ2月号発行中