あなたをステップアップさせる 地域を共に支える「担い手ヘルパー」

「担い手ヘルパー」って聞いたことあります?
どうやら最近できたばかりの新しいタイプのヘルパーさんお仕事で、堺市が主催する二日間の研修で資格がとれるそうなのです。さかにゅーでは、近々その研修が行われるとの情報をキャッチしました。一体どんなお仕事なのか、堺市から研修を委託されている「NPO法人 やすらぎ倶楽部」さんから、お話を伺うことができました。

■地域の人を地域で助ける堺市の総合事業としてスタート

――この担い手ヘルパーとは、どういうものなのでしょうか?

「そもそもは、堺市の総合事業として昨年の10月に研修が始まりました。介護保険が財政難の中、介護が必要な方のためのヘルパーさんはどこも人材不足です。そこで、資格としては堺市に地域限定なのですが、要介護より軽い要支援の方のために、家事に限ったヘルパーさんとして『担い手ヘルパー』という制度が生まれたのです。これは地域の人は地域で助けようという理念に基づいたものです」

――やることが限定されているから、研修期間も短くてすむんですね。

「お仕事はお掃除・洗濯・お買い物に限定されていて、家事でも調理は行いません。調理だと支援を必要とされる方の医療とも関わってきますよね。お薬を飲んでというのもナースのお仕事になります。その一方で研修では医療のカリキュラムもあります。たとえば老化への理解、認知症の方との関わり方として、どのように話せばいいのか。お宅を訪問した時に、生活の様子を見ながら、熱があったとか、下痢をされていたとか、具合が悪かったら事務所に連絡をすることもお仕事のうちです」

――自分では医療行為はしなくても、要支援の方と医療の架け橋になるという一面もあるんですね。それはハウスキーパーさんとも違う部分ですね。

ヘルパーステーションがバックアップしている上でのお仕事ですね。ケアマネージャーがプランを書いて、この方はお掃除は出来るけど、お買い物の支援が必要だとか、プランに従ってのお仕事です。研修ではそうしたシステムについての学習も行います。2日間の研修受講終了者には、堺市より資格証が送付され、担い手ヘルパーステーションに『担い手ヘルパー登録』し、お仕事の依頼を受けて稼働開始となります」

 

■若い人のキャリア形成の第一歩にも

――若い世代にも注目されているそうですが、どういう面が若い人向きなのでしょうか?

キャリア形成の面で若い方にいいと考えています。子育て世代の方で、少し子どもさんが手から離れた方などで、週に一回や二回、数時間でも働きたいという方が担い手ヘルパーになる。やってみたら介護職に自分は向いていたということもありますね。堺市の総合事業の介護保険のお仕事ですので、誇りと自信を持ってお仕事していただけます」

――子育て世代だと長期間の研修は難しいでしょうから、受講料が無料で研修が二日間というのも、敷居が低くていいですね。

「平成30年4月の介護保険法改正に向かい、介護保険制度のお勉強もしていただけます。無料で資格を取得するチャンスを活かして欲しいと思います。この世界は資格の世界ですから、担い手ヘルパーとして経験を積んで、お子さんがもっと大きくなった時に、たとえばホームヘルパーの資格を取る。さらに年を重ねてケアマネージャー社会福祉士となって現場ではなく、プランを作成したり、相談、調整役となり長くこの介護業界でお仕事をすることが出来ます。ステップアップの第一歩としてこの担い手ヘルパーに挑戦するのはいかがでしょうか?」

 

子育て環境としては関西トップの評価を受けている堺市ですが、担い手ヘルパー制度は、介護世代も充実し、若者世代にとってもキャリアアップにつながる両世代にwin-winの施策となっているようです。キャリア形成に役立つのも魅力的ですが、地域が一体となって地域のことに取り組んでいくという理念も今の時代に必要なものだといえるでしょう。

また、担い手ヘルパーにすぐにならないにしても、すでに家族に介護世代がいるとか、いずれ介護世代になる時に自分自身が供えるために研修を受けるのもありなんじゃないか、そんな感想も抱きました。
研修は、すでに第一回が8月に南区で開催されましたが、9月には堺区で、その後毎月各区を回る形で開催されるそうです。一度気軽な気持ちで受講されてはいかがでしょうか。

↓ 詳しくはチラシをチェック! 申込締め切りは28日に延長されています。

お問合せは「NPO法人 やすらぎ倶楽部」

9月2・3日の29年度第二回目の研修後、残り第3回=堺産業振興センター(10月10・11日)、第4回=堺産業振興センター(10月23・24日)
第5回=ウェスティ(11月7・14日)、第6回=サンスクエア(12月7・8日)
第7回目・8回・9回は日時・場所は未定です。

 

※では第二回9月2日、3日の研修の会場への道案内。

三宝浅香山線を旧市街から東へ向かい、南海高野線の踏切を越えた所です。

 

まっすぐ進むと浅香山病院がありますが、その手前。信号のある交差点の一つ前の道の金網のある角を右(南)へ曲がります。一方通行なので、車でお越しの方は、ひとつ向こうの信号のある交差点から回りましょう。

すると、すぐ右手に薄茶色の建物が見えてきます。

こちらが第二回研修の会場「シャローム晴れる家4号館」です。

 

さかマガ9月号 8/17発行!!
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