【イベントレポート】~1/28まで 「伝統の技、革新の表現 -堺竹工芸-」

さかい利晶の杜で、2017年12月23日から2018年1月28日まで会期の特別展「伝統の技、革新の表現 -堺竹工芸-」を見てきましたので、ごく簡単にレポートを。

竹工芸といえば、堺の伝統工芸で、先日四代目を襲名した田辺竹雲斎が人気です。襲名以前、田辺小竹と名乗られていた頃から、積極的に海外でも現代アート色の強い作品も発表し、むしろ海外での方が高い評価を得ていたといえるかもしれません。

今回の特別展では、初代から四代までの田辺竹雲斎の作品だけでなく、人間国宝を出しながらも後継者が途絶えている初代~二代前田竹房斎の作品も展示されています。前田・田辺それぞれの歴代の作品がそろい踏みという、なんとも贅沢な特別展でした。

▲初代 前田竹房斎

 

▲二代 前田竹房斎。

 

▲初代 田辺竹雲斎。

 

▲二代 田辺竹雲斎。

 

▲三代 田辺竹雲斎

 

▲四代 田辺竹雲斎。

 

いかがでしょうか。四代田辺竹雲斎さんの作品などは、完全にアート作品といった印象があります。しかし、たとえばここに掲載した初代前田竹房斎さんの作品も、実用だけでない造形美があって興味深く思います。工芸=実用と考えるなら、それは浅薄な見方になるでしょう。考えてみれば千利休が竹の魚籠を茶道具に見立てたという歴史がある竹工芸ですから、実用物とアートの間を揺れ動く、あるいはどちらも内包する、もとよりそんなものなのでしょう。

 

さかマガ8月号 7/20発行!!
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