【不思議なうなぎカフェ〜雑魚寝館】@浅香山駅

方向音痴なのに、寄り道が大好きな中国人留学生のりんごです。

つづじの祭りに行く途中、私はまた寄り道しました。今回は出会ったのは、浅香山駅から歩いて1分の住宅地の中にある「雑魚寝館」です。ここで、亀井館長と出会いました。後ほど知りましたが、「雑魚寝館」は「ざこねかん」と読みます。

店の前を通ったときに、私はまずこの店名にひかれました。雑の魚がいっぱい寝ている館?と思いきや、紅茶とパンと珈琲、カレーという看板がありますので、もしかして喫茶店でしょうか。これは一体どんな店だろうと疑問を持ちました。

店の隣には、植物や魚をいっぱい観れます!「クロコ0才」と「ウナギ2年生」と出会いました。うなぎが子供や学生のように扱っているのはなかなか面白いと思います。こんなに小さいうなぎを見るのは初めてです!!!実は、うなぎ丼が大好きなんです!!!

そのとき、亀井館長は満面笑顔で、「自由に見てください。うなぎがたくさんありますよ。世界中のうなぎが見れます。」と親切に声をかけてくれました。私が中国人とわかったときに、館長の目はキラキラになって、「中国語では、うなぎは、鳗鱼(man yu)と言いますね」「中国でうなぎはどのような食べ方をしますか」「うなぎは中国で高級な食べ物ですか」と私に連続で質問しました。その間、他の客さんもたくさん来店したので、長い会話ができなかったので、「後でぜひ店内に入ってください。うなぎについて色々と聞きたいことがあります」と言ってくれました。このおじさんはちょっと変だなあと思っていました。

上の写真は熊野古道のパワーが宿った「熊野苔」です。苔をとるために、わざわざ熊野古道まで行ってきたそうですね。このこだわりには感心しました。

可愛い多肉植物です!!!

たくさんの水槽が置かれ、中には珍しいウナギもたくさんあります。解説付きでとてもわかりやすいです。

こんなに大きくて太いうなぎは初めて見ました!!!こんなに大きなうなぎは最後どうなるのですかと館長に聞きました。館長は、「食べます。うなぎを食べるのが大好きです」と答えました。羨ましいです!このうなぎでうなぎ丼を何杯分作れるのでしょうか。うなぎちゃん、頭にはあなたを食べることしか考えていなくて申し訳ありません。

これは普通のサイズのうなぎですね。

そのほかに沢山の種類のうなぎを見ることができました。正直、素人の目には種類によってどこがどうちがうのか見当がつきませんでした。

とても小さい魚です!!!解説まで写真を撮らなかったのは大失敗です。この魚の名前をもう忘れてしまいました。

店の横には館長の自宅です。「世界のうなぎと日本の淡水魚」という看板が置かれています。

その後、私は雑魚寝館の中に入りました。うなぎの芸術品がいっぱいあります。常連さんっぽい客さんはコーヒーを飲みながら、お喋りしていました。

可愛らしいうなぎです!

うなぎの水墨画や書道の作品もあります。

「鰻」という名の酒、うなぎバサミなど、どの展示品もうなぎ要素があります!館長のうなぎ愛はすごく伝わってきました。

こちらのコーナーは個人の書房のように見えます。うなぎや淡水魚の本がたくさんあります。よく見ると、壁にもうなぎの芸術品が飾っています。

館長の友人はこの厨房で色んな食べ物を出してくれました。この厨房もプロの喫茶店と変わらないぐらいです。

館長は、アイスコーヒーとうなぎパンをサビースしてくれました!このうなぎパンはとてもとても可愛いです!これは館長が自分が考えたメニューです。うなぎの赤ちゃんにしか見えません。パリパリして、味がとてもシンプルで美味しかったです。

美味しいパンを食べながら、館長と色々と話をしていました。館長はうなぎの生態や生活史だけでなく、うなぎの料理方法、例えば蒲焼きの歴史やうなぎの食文化、また世界のうなぎ料理にも大変興味を持っています。

「中国では、うなぎは蒲焼ではなく、輪切りにして生姜などの薬味と一緒に蒸す「清蒸鳗鱼」、しょうゆを使わずに塩だけで長時間煮込む「清炖鳗鱼」(中国では鰻のスープが一番栄養があると言われています)、酢豚のような作り方で炒める「红烧鳗鱼」などの料理がメインです」という中国の鰻の調理方法を話すと、館長は非常に驚いていました。

同じ食材ですが、文化によって調理方法は全く違うのですね。私はどちかというと、日本の蒲焼が好きです。うなぎの皮がパリパリして、身はとても柔らかいです!

その後、館長はうなぎの料理をサビースしてくれました。

これはなんでしょう。ワクワクします!形はミニ粽みたいです。

中身は本当に粽です!餅米の上に、なんと蒲焼のうなぎが載っています。贅沢すぎです!すごく美味しかったです。

うなぎマニアの館長は昔から淡水魚を研究していたと思いましたが、実は館長は以前、お茶の研究をしていました。お茶といっても、茶道を研究しているわけではなく、闘茶の文化を研究していました。

闘茶(とうちゃ)とは、中世に流行した茶の味を飲み分けて勝敗を競う遊びです。闘茶は中国の唐代に始まって宋代に発展したと考えられています。日本人の口から、闘茶という言葉を聞けるなんて思いませんでした。

館長は元・高校校長で、お茶の文化だけでなく、うなぎや淡水魚などをずっと研究してきて、とても博学ですが、「私は、なんでも知っているよ」という雰囲気は全くありません。終始「教えてください」という姿勢で、初対面で外国人の私までおもてなししてくれて、中国のうなぎのことを聞いたりする、その研究の意欲に感心しました。

店名の「雑魚寝」には、魚や自然、アートや遊びに関心のあるさまざまな人々が気軽につどい、飲食をたのしみ、それぞれの世界にそれぞれの"こだわり"を大切にした"自然遊泳スペース"という館長の思いが込めています。名前通りの空間でした。すごく楽しい時間を頂きました。館長、ご馳走さまでした。

雑魚寝館は普段金曜日しか営業しません。この時期、つづじの祭りで人通りが多いため、特別開館時期です。やはり、不思議なうなぎ先生と出会えるのは、不思議地蔵尊のおかげかもしれないですね。

みなさんもぜひ雑魚寝館に行ってみてください。

次はいよいよつつじの祭りのレポです。

以上りんごの堺たびでした!

アクセス:浅香山駅から徒歩1分

営業時間:毎週金曜日15:00〜22:00

さかマガ11月号 10/19発行!!
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