【フォト】中国人留学生りんごさんと行く初詣紀行
あけましておめでとうございます。編集長(ふ)です。
2018年元日は、さかにゅーの人気ライター、中国人留学生のりんごさんと堺の神社へ初詣に行ってきました。りんごさんのレポートはこちらですが、せっかくなのでそのりんごさんの様子をレポートしてみます。
まずは開口神社。堺の起源、出発点にある神社のひとつです。海に向かって「口を開けている」から開口神社。今は南向きの社殿も、かつては西向き(海向き)に建っていました。
さて、りんごさん。参拝して、さっそく普通のおみくじと晶子恋みくじにチャレンジしていました。丁度、晶子の母校ともいえる泉陽高校発祥の地の石碑で見ています。
なかなか真剣に読んでますね。フォトジェニックなりんごさんです。
続いて近くの菅原神社へ。りんごさんは、菅原神社内の稲荷神社に興味津々。
博士課程のりんごさん。学問の神様天神さん(菅原道真公)にしっかりお祈りをしています。
ちなみに、菅原氏のルーツをたどると、野見宿祢を先祖とする土師氏に行きつきます。土師氏は、古墳造営や葬礼の儀式に関わった一族で仁徳天皇から土師氏の名を賜ったとされています。堺市の中区には今も土師町の名前が残るように、土師氏の拠点の1つでした。菅原神社があるのは、ちゃんと縁のあることだと言えますね。
またも、おみくじを引いたりんごさん。余裕のVサインですが……。
天神さんが、丑年だったこともあり、菅原神社には神牛さんがいらっしゃいます。
最後にちょっと歩きまして方違神社へ。三つの神社の中で一番の賑わいで、屋台まででていました。
この神社には神功皇后が遠征から帰還したおりにここへ来て、それから住吉の津に向かい住吉大社を作ったという伝説が残っています。神功皇后という女性を軸に、堺と住吉の起源が語られているわけです。
昨年の夏ごろにはまだ工事中だった社殿が出来上がっていました。これはリニューアルタグもつけておくべきですね。
自他ともに認める重度の方向音痴のりんごさんは、こちらでも真剣です。
こちらでもおみくじを引いてました。
その結果がどうなったかは、りんごさんの記事をご覧くださいね。
三つの神社を巡る道中、りんごさんから中国文化について色々お話を伺うことが出来たのも面白かったです。日本の神道もルーツをたどっていけば、中国の道教からも大きな影響を受けていたことが窺えます。「赤」色を中国ではおめでたい色とするように、古代日本でも「明るい」色、生命の色と考え、赤い下着を見せて生命力を人に送る呪術などが伝わっています。おみくじも、くじを引いて番号を見るとかは一緒だったりするとか。旧暦と太陽暦で月日はずれてしまったけれど、正月の帰省に民族大移動するのもそっくりなようです。長い年月を経て、違ってきた部分、それでも共通する部分があるのだなと思わされました。
りんごさんとご一緒することで、日本文化を孤立したものと見るのではなく、アジアや世界の文化との関係性の中で見ていく方が、ずっと豊かに楽しめるのではないかと思わされたのでした。
ではでは。
この記事を書いたのはこの人!

- 昔団地暮らしでした。今、どこの団地であれ、足を踏み入れると懐かしく感じます。僕の故郷は観念の中にあるようです。

