【お仕事発見!南大阪の輝き人!】かみきりどころ泉北店【さかにゅー求人】:

皆さんは何を決め手に美容室を選びますか? センス? 技術? 値段? あるいは美容師さんの人柄でしょうか? 今回【お仕事発見!南大阪の輝き人!】でご紹介するのは、温浴施設にある美容室「かみきりどころ堺泉北店」で活躍するお2人、店長兼マネージャーの山本芳秀さんと、マネージャーの田中雅子さんです。
お2人へのインタビューは、お店の入っている「極楽湯」さんのお食事処で行われましたが、人にドラマありで、職場で人生は大きく変わるのだという波乱の物語をお聞きすることができました。

 

■かみきりどころってどんな所?

▲「かみきりどころ泉北店」の山本芳秀店長。

 

――まず、「かみきりどころ堺泉北店」はお客様目線で見ると、どんな特徴のあるお店なのでしょうか。
山本「「かみきりどころ」は温浴施設にある美容室です。温浴施設には理容室がついていることが多い中で美容室というのは、ウリにしているわけではありませんが、うちの特徴の一つです。でも、いわゆる低料金サロンではありません。価格としては低料金にもなるのですが、短時間で髪を切るので安いという考えではなく、メニューを分割しているだけなのです。場所が温浴施設の中ということもあって、ブローや洗髪はそちらでお客様が済ますことができますから、それを利用させてもらっている形になります」
田中「温浴施設を利用したついでに髪もという方は、特に男性に多いですね。美容室を利用するのは初めてという方もいて、いつもと違うちょっと遊びのある髪型で格好良くなった。満足したなんてことも言っていただけます。女性は少し傾向が違って、お風呂はお風呂、髪は髪と別で考えられる方が多いですね。こちらのお店は髪だけでも利用できるので、それで来られる方もいらっしゃいます」

 

▲田中雅子マネージャー。

 

――「かみきりどころ堺泉北店」を経営されている「トータルビューティープロジェクト オプトゥニール」さんは、グループで4店舗あるとのことですが、全て同じスタイルのお店なのでしょうか?

山本「いえ。「かみきりどころ」は、もう一店舗忠岡店がありますが、他はオークワ尾崎店に併設しているヘアサロン「LunLun」と、路面店としてトータルのサロン「OBTERNiR」になります。この二つはメニューも料金も違います」
田中「他の二店舗は一般的なサロンのイメージですが、「かみきりどころ」は独特ですね。たとえば、予約なしで来られた方がチケットを買われた順番になっているので、忙しい時は次から次へとお客様が来られます。時間のかかるメニューはやってないのですが、それでもスピードを早くしないと回っていかない所はあります」
――「かみきりどころ」ならではの部分があるのですね。
山本「ええ。短い時間でお客様の好みを把握する必要もあります。私は前に務めていた所が普通の美容室だったので、このスピード感にびっくりはしましたね」

 

■2人の美容師の物語

 

最初は「かみきりどころ」のスピード感に驚いたという山本店長ですが、その美容師人生は波乱万丈なものでした。はたして山本さんが、このお店の店長になった経緯とはどのようなものなのでしょうか?

山本「びっくりしたとはいいましたが、最初に勤めたお店は大衆的なお店で同じように忙しかったのですぐに対応できました。実は、私はもともと泉北の出身で、親の都合で高知に引っ越して高校も高知の高校に通っていたのですが、当時ブームだったカリスマ美容師に憧れて美容師の勉強をしていたのです。就活では書面と福利厚生だけを見てお店を選んだのですが、実際に行ってみたらイメージと違いました。全国展開している有名なお店で、私は大阪に帰りたかったから選んだ面もあったのですが、勤務先は希望が叶わず高知でした。そんなこともあって、そこは半年で辞めて友達の紹介で大阪の美容室に勤めることになったのです」
――そこからなぜ「かみきりどころ」へ来られたのですか?
田中「その話は、結構かわいそうな話なんですよね」
――差し支えがあるようなら、結構ですよ。
山本「いや、大丈夫ですよ。7年前のことですが、当時勤めていた個人店が経営難になってリストラされることになったのです。辞めるまで2か月の猶予ということで、新しい勤め先を探し始めました。お給料が下がらない、むしろ上がる所を探していました。当時は家庭があったので」
――え、当時は家庭があったというと……。
山本「それが、リストラ1ヶ月目ぐらいに離婚にもなってしまって」
田中「この話はお客様も結構知っていて、お客様も店長に同情されたりするんですよ」
山本「そうですね。いつの間にかお客様も私の人生のほとんどを知っていたりします。お客様とは色んな話をして、悩みを聞いたり、聞いてもらったり」
田中「山本店長は技術ももちろんですけれど、人柄も穏やかでしょう。すぐに泣くんですよ(笑)。スタッフの話を聞いても泣いてしまう。そんな人だからお客様のご指名も多いのです」
――言ってるうちに山本さん、涙目になってますね。
田中「あ、辛いことを思い出しちゃいましたね」

▲お話しているうちに充血してきた山本さんの目から一粒の涙が……。

 

 

山本「自分のことではあんまり泣かないのですけど……。それで話を戻すと、給料の高い所をというところでこちらに来たら、オーナーからなら店長はどうかと。ずっと現場だけしたいという気持ちもあったのですが、結局店長を引き受けることにしました」
オーナーの牧野恵子さんによると、当時は女性スタッフのみというこだわりがあったのだそうですが、それを最初に覆したのが山本さんだったのです。店舗拡大して手が足りず背に腹は代えられない面はあったでしょうか、女性ばかりの職場にも馴染む山本さんの人柄も大きかったことでしょう。
さて、その牧野オーナーとは山本さん以上に長い縁があるのが田中さんでした。

 

 

――田中さんは、どのような経緯でここに勤められることになったのですか?

田中「私はもともとこの業界で働いていたのですがブランクがあって、最初は忠岡店で働く時も子どもも小さかったしパートのつもりだったのですが、当時は店長をされていた牧野オーナーのお話を聞いてフルでも働けるのではないかと思って社員になったのです」
――それは、どんな話だったのですか?
田中「オーナーも同じように子育てをされていたのですが、朝出かける前に必要なことは全部済ませておくとか、そんな具体的な事ですね」
――最近になってやっとイクボスなんて言葉も出てきましたが、実際に子育てを経験している上司だと、理解しえもらえるという安心感も違いますよね。では、社員だとお仕事内容も違ってきたのではないですか?
田中「前に勤めていたお店ではパートだったので、することも仕事内容も決まっていて、ヘルプみたいなお仕事になりがちでした。でも、こちらだと自分の仕事として責任をもってしないといけないのが違いましたね。私はあっちもこっちも行きたい性格なので、必要があれば四店舗全部回って手伝うようになりましたし、マネージャーとしてフランチャイズの会議でオーナーに同行するようにもなりました」
――まさに頼れる右腕ですね。山本店長から見て田中さんはどんな人ですか?
山本「お店のため、愛社精神が強い人ですね。私が入るずっと前から、牧野オーナーと2人で苦労されてきたから。時には秘書役であり、時にはお母さん役でもある。家族のように仲もいいところも見ます。普通はそういう関係だと上司にヨイショしがちですけれど、そんなのでもないし、絶妙な感じですね」

牧野オーナーのもとで、山本さんが人間味のある人気店長としてお店を支え、田中さんがマネージャーとして、現場だけでなくグループの発展にも尽力してきた様子が窺えます。では、今度は「かみきりどころ」の職場としての魅力について掘り下げて聞いてみましょう。

 

■技術が身につく職場

 

――職場としての魅力は何でしょうか?

山本「美容師としては技術力がアップする職場だといえます。接客時間が決まっているわけではないけれど、自然に作業の効率が良くなってスピードアップします。お客様にとっては他の美容室と仕上がりが変わらず、早く終わるのが良さですね。もちろん、美容室ではゆっくり過ごしたいという方もいらっしゃいますけれど、たまの休みに半日潰すのは辛いという方もいますから」
田中「このお店ではハンドブローだけで綺麗な形にするからごまかしが効かず、カットの技術も問われます。これもお客様にしてみたら家に帰ってハンドブローだけで綺麗な形を再現できる点がいいですよね」
――技術指導などもされるのですか?
山本「「かみきりどころ」は基本スタイリストの方しかこないですけれど、他の二店舗では色々なメニューをやっていますから、学びたいとう方には技術の指導はします。たとえばネイルを学びたいという方に、ネイルを教えたりもします」
田中「特徴のある四店舗があるので、他の店舗の仕事を積極的に学ぶようにすればいいと私は思います。たとえば「かみきりどころ」のスピード感が身につくと手際が良くなるので他の二店舗でも役に立つはずです」
山本「そうですね。アシスタントのいる美容室では、ブローやシャンプーはアシスタントがして、ベテランはしなくなります。「かみきりどころ」では最初から最後まで1人の美容師が担当します。下積み時代にやる基礎的なことを、ベテランになってまた1からやることになるのですが、これが技術の向上にもつながっていると思いますね」
――お客側の立場でも、途中で担当が代わると「えっ」て思いますしね。最後まで同じ美容師さんでお願いできれば安心ですね。
田中「お客様との関係は密になりますね。「かみきりどころ」でも指名されることも多いですよ」
やっぱり山本店長は特に指名が多いのだとか。若いころに憧れていたカリスマ美容師という夢を、また違った形かもしれないけれど山本さんは叶えたのかもしれませんね。

 

 

――「かみきりどころ」の求める人材としては、ある程度経験があるけどブランクがある方が再挑戦という、かつての田中さんのような場合も想定できますね。

田中「私もそうだったのですけれど、ブランクがあると不安です。でも腕はすぐに戻りますよ。昔に比べると男性も美容室を利用されることが増えましたけれど、私も男性のカットをした経験がなくて不安でした。でも、これもすぐに出来るようになりました」
山本「ブランクや苦手はまわりもフォローします。出来ない時は、まわりがさっと手伝ったりしているうちに出来るようになります。男も女も基本的にカットはカット。結局は一緒なんだと分かるようになります」
田中「私も今では男の人の方が得意なぐらいですよ。女性に比べたら男性はこだわりも少なくて「上手だね」とほめてくれたりして、優しかったりします(笑)」

 

 

――それでは労働環境としてはどんなお店でしょうか?

山本「パートさんが多いのですが、シフトはほぼ言ってもらった希望通りで組んでいます。小さなお子さんがいらっしゃる方も多いのですが、急に子どものことで出られないという時も休んでもらうことができます。もともと女性だけの職場だったこともあるので、言いやすいと思いますよ。代わりに誰か入りますし、それが難しくても私や田中がいますから」
――お2人がピンチヒッターにいると万全ですね。
山本「毎月個人の売り上げのデータは出しますけれど、会社的にノルマがあるわけでも、縛りがあるわけでもありません。お店の雰囲気もアットホームですし、うちに入ったら長く勤めていただけていますよ。家の事情などで退職される方以外は辞めずに続けてくれています」
――キャリアアップを目指して山本さんのように店長になりたいという方が来ても大丈夫なのですか?
田中「最近は現場の仕事だけしたいという方が多いので、むしろ店長希望の方は嬉しいですね。これから先、店舗を増やしたくても人がいないと出来ませんから」

 

 

――お店はまだまだ増やしていく目標があるんですね。はたして第二、第三の山本店長は現れるのでしょうか。では最後に、山本さんと田中さんには今後の目標などはありますか?

田中「このまま元気で働けたらいいなと思っています。今後も働ける場所があるとありがたいなと思います。それと、どの店も安定して人が入って欲しいですね」
山本「実はプライベートでは、こちらの店長になってから、再婚もして欲しかった子どもも出来て今は3歳になります」
――それはおめでとうございます(笑)
山本「プライベートは充実して夢が叶ってしまったので、お店の方はみんなが協力しあえて、働きにいきたいと思えるところにしていきたいですね。お客様の接客をするのが楽しい。お客様に会いに店に行くのが楽しい。美容師ってそういう仕事ですから」

 

インタビュー終了後の撮影タイム。たまたまいらしていて協力を快諾してくださったお客様がいて、お仕事風景を撮らせていただけました。山本さんも田中さんも、撮影ということを忘れたかのように普段のお仕事モードに。他の従業員の方も一緒になって、おしゃべりを交えた楽し気な接客です。 “アットホームな職場”に偽りはありませんでした。

 

 

「かみきりどころ」は、昔取った杵柄で自分の時間を活かして収入を得たい方、自分の技術を磨きたい方、キャリアアップで夢を実現させたい方……色んな方を受け入れる懐の深さのある職場と言えるようです。腕に覚えのある方は、一度応募をご検討されてみては?

 

さかマガ11月号 10/19発行!!
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