子育て中の保護者の皆さま、こんにちは。さかにゅー編集部です。
冬季に流行する胃腸炎などで、お子さんが突然激しく嘔吐すると、本当にパニックになりますよね。そんな時、「夜間だけどすぐに病院に行くべき?」「自宅で様子を見ていい?」と判断に迷うはずです。
今回は、堺市中区の ひだまりこども診療所 院長、藤田賢司先生(けんじ先生)に、診療時間外でもご家庭で実践できる、嘔吐の際の正しい対処法と、緊急性の高い危険なサインについて、専門的な視点からわかりやすく解説していただきました。

※本記事は、日本小児科学会の指針を参考に、けんじ先生の監修のもとさかにゅー編集部が独自に再構成しています。
けんじ先生が解説!嘔吐時に絶対に避けるべきNG行動と最重要対処法
嘔吐は、体内の有害なものを外に出そうとする防御反応の一つです。しかし、重要なのは、その後に続く「誤嚥(ごえん)」と「脱水」を防ぐことです。
特に重要な初期の対処法は以下の2点です。
- 誤嚥を防ぐ(窒息リスクの回避): 嘔吐した後は、体を横向き(側臥位)に寝かせるか、抱っこしてあげることで、吐物が気管に入り込むのを防ぎます。あおむけは絶対にNGです。
- 脱水対策を徹底する(少量頻回が鉄則): 嘔吐が治まってから1-
2時間程度は何も与えず、胃をしっかり休ませましょう。その後の水分補給には経口補水液(ORS)やイオン飲料を与えますが、小児の場合は飲水を拒否して脱水が進んでしまうリスクもあります。そのため、無理にORSにこだわらず、お子さんが好む水分を優先して飲んでもらうケースが増えています。
胃腸への刺激が強い柑橘系・炭酸・ミルクなどは避けるのが望ましいですが、それ以外なら好きなもので構いません。ペットボトルのキャップ程度の少量から、頻回に(5〜10分おきに)繰り返し与え、まずは脱水の進行を防ぐことを優先しましょう。

いつから食事やミルクを与えてもいいの?
嘔吐の間隔が長くなり、水分が少量ずつ取れるようになったら、胃腸に負担をかけない消化の良い食事やミルクを再開しましょう。

- 食事の目安:おかゆ、うどん、すりおろしりんごなど(加熱調理されたもの)。
- 避けるべきもの:牛乳、乳製品、炭酸飲料、柑橘類など。
夜間でもすぐに受診が必要!緊急性の高い危険なサイン
以下の症状が見られる場合は、胃腸炎以外の緊急性の高い病気の可能性も考えられるため、夜間や休日でも迷わずすぐに救急外来を受診してください。
- 水分を何度試みてもすぐに吐き戻してしまう(脱水が進行する恐れ)
- 血便や緑色の胆汁(たんじゅう)のようなものを吐いた
- ぐったりして元気がない、または呼びかけへの反応が鈍い(意識障害の可能性)
- おしっこが半日(6時間以上)出ていない、唇や舌が乾いている(重度の脱水)
- 強い頭痛や腹痛、けいれん(ひきつけ)を伴う
まとめ:「いつもと違う」と感じたら、堺市の小児科専門医へ

「いつもと違うな」と感じたら、それはお子さんからのSOSかもしれません。
夜間の急な症状で心配なときは、まずはひだまりこども診療所のホームページを確認するか、すぐに予約をしましょう。
お子さんのつらさを早く取り除けるよう、全力でサポートします!
「ひだまりこども診療所」の基本情報

[診療科目]小児科、アレルギー科
[アクセス]南海電気鉄道高野線 白鷺駅より徒歩約9分
[駐車場]あり(駐車場60台完備・駐輪場完備)
[電話番号]072-349-7421
[公式サイト]https://www.hidamari-child.com/