新学期が始まって少し経ちましたね!お子さんの新しいクラスでの様子はいかがですか?
毎日の宿題を一緒に見ていて、「なんだか文字を読むのが極端に遅いかも…」「計算だけはどうしても苦手みたい」と、学習面でのつまずきにハッとすることってありますよね。
今回は、そんな気になる「SLD(限局性学習症)」の主なタイプと、その特性を持つ子どもたちへの具体的なサポート方法について、堺市中区にあるひだまりこども診療所の藤田賢司先生(けんじ先生)に専門的な視点から教えていただきました!

※本記事は、日本小児科学会の指針に基づき、けんじ先生の執筆および監修のもとお届けしています。
【出典・参考資料】
・文部科学省「学習障害(LD)の理解と支援について」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1298161.htm
・日本小児科学会「発達障害の診療に関する提言(移行期医療を含む)」 https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/ikouki2013_12.pdf
SLD(限局性学習症)とは?決して「努力不足」ではありません!
SLD(限局性学習症)は、知的発達には遅れがないにもかかわらず、特定の学習に著しい困難がみられる特性のことなんです。
◆読む
◆書く
◆計算する
◆推論する
こういった学習に対しての困難は、視覚や聴覚の問題、あるいは家庭環境などが直接の原因ではなく、「脳の働き方」に関連していると考えられています。
つまり、決して「やればできるはず」「本人の努力が足りない」といった問題ではないんですよ!
このことをまずは大人がしっかり知っておきたいですね。
知っておきたい!SLDの主なタイプ
SLDには、主に次のようなタイプがあります。
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◆読字障害(ディスレキシア)
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文字を読むことに困難がある状態です。
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例:音読が極端に遅い、読み間違いが多いなど。
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◆書字障害(ディスグラフィア)
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文字を書くことに困難がある状態です。
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例:文字の形が整わない、書くのにとても時間がかかるなど。
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◆算数障害(ディスカリキュリア)
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数の理解や計算に困難がある状態です。
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例:繰り上がりや繰り下がりが難しい、数の概念自体がつかみにくいなど。
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「がんばればできる」は逆効果になることも…
SLDの特性があるお子さんは、「努力すればできるようになる」状態ではないことがあります。
そのため、「もっとがんばろう!」という言葉が、逆にプレッシャーになってしまうことも。
それが原因で学習への苦手意識や自己否定感を強めてしまうことも少なくないんだとか。

大切なのは、無理に努力を求めることではなく、どうすればできるかを一緒に考えてあげることです。
ご家庭や学校でできる!具体的なサポートのヒント
SLDの特性に対しては、「苦手を補う工夫(代償手段)」を取り入れることがとても有効です!
◆ 読むのが苦手な場合
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読み上げソフトや音声教材を活用する
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ルビ(ふりがな)付きの教材を使用する
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タブレットなどのデジタル機器を活用する ▶無理に「読む」ことにこだわらず、別の方法で理解できる環境を整えてあげることが重要です。
◆ 一人ひとりに合わせた支援
お子さん一人ひとりの特性に応じて、以下の対応が大切です。
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学習方法を調整する
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学校の先生としっかり連携する
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専門機関の支援を受ける

ご家庭だけで抱え込まず、周囲と上手に協力しながら支援の輪を広げていきましょう!
まとめ|堺市で発達の相談なら、小児科専門医「ひだまりこども診療所」

日々の関わり方や環境の工夫が、お子さんの自信や自己肯定感につながります。一人で悩まず、専門家に相談することも選択肢の一つです。
堺市中区のひだまりこども診療所では、発達に関するご相談も受け付けています。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
「ひだまりこども診療所」の基本情報

[診療科目]小児科、アレルギー科
[アクセス]南海電気鉄道高野線 白鷺駅より徒歩約9分
[駐車場]あり(駐車場60台完備・駐輪場完備)
[電話番号]072-349-7421
[公式サイト]https://www.hidamari-child.com/