堺名誉大使を務めていた劇画家の故・さいとう・たかを氏とコラボレーションした企画展「さいとう・たかを劇画の世界2025」が現在開催中です。
このイベントは2025年11月30日(日)まで、堺市役所展望ロビー「MI-TEさかい」(堺市堺区)を中心に開催されており、9月12日(金)には同会場でオープニングセレモニーが行われました。
オープニングセレモニーには市長らが出席
セレモニーには、永藤英機堺市長をはじめ、さいとう・プロダクション代表取締役社長の齊藤輝子氏、小学館第三コミック局ゴルゴ13ルーム室長ビッグコミック編集部兼務の西村直純氏が出席し、テープカットが行われました。
ゴルゴ13ファンという永藤市長は、「堺市民の皆さんはもちろん、市外から訪れる方々にも、さいとう・たかを先生の作品や思い、そして堺とのゆかりを感じていただければ」と挨拶。
齊藤輝子社長は、「さいとう先生の心の拠り所でもあり原点でもあるここ堺市で、今年も素晴らしい展示会を開催していただき、さいとう・プロダクションを代表しまして、心から感謝申し上げます。第1回目開催の直前に先生がお隠れになってから4年経過したことに驚いておりますと共に、この素晴らしい展示会を先生と体感したかったです。どうぞ「さいとう・たかを劇画の世界2025」をお楽しみ頂けましたら幸いです。」とコメント。
堺市限定の特別コラボ作品が初公開!
今回の展示では、幼少期から中学3年生まで堺で過ごした経験が原点となり『ゴルゴ13』などの劇画作品を生み出したさいとう・たかを氏の人物像や作品の魅力を深く体感できる内容に大幅にリニューアルされています。
特に注目なのは、堺市のために特別に描き下ろされたオリジナル作品です。
茶人・千利休が手がけた国宝「待庵」の創建当時の様子を復元した「さかい待庵」の写真と、『ゴルゴ13』の主人公デューク東郷が和服姿で茶室に佇む絵が合成された、唯一無二の作品が初公開されています。
体験型コンテンツや限定グッズも充実!
会場では、自身が劇画の世界に入り込んだかのような体験ができるARフォトスポットや、さいとう・たかを氏の仕事場を再現したスポット(椅子に座ることも可能)が設けられています。
▲スマホをかざしてAR体験ができるブース
▲再現された、さいとう・たかを氏の仕事場
また、イベント限定のアクリルスタンドや缶バッジ(カプセルトイ形式)の販売、オリジナルデザインの缶飲料自動販売機(株式会社チェリオコーポレーション)も設置され、ファンにはたまらない企画となっています。
▲代表作の缶飲料が購入できる自動販売機。絵柄はランダムに出てくるのでお楽しみに!
さらに、MI-TEさかいの他、さかい利晶の杜など市内各所では、謎解きイベント、サテライト展示、スタンプラリーが同時開催されており、オリジナルグッズのプレゼントもあります。
期間: 2025年11月30日(日)まで
主な会場: 堺市役所21階展望ロビー MI-TEさかい
その他会場: さかい利晶の杜など
主な内容: 特別描き下ろしオリジナル作品の初公開、常設展示の大幅リニューアル、ARフォトスポット、仕事場再現スポット、限定グッズ販売、謎解きイベント、スタンプラリーなど
イベントや展示の詳細については、特設ウェブサイトをご確認ください。