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最近ウワサの『出戻り社員』ってどんなもの?:


 
出戻り社員とは、一度退職した会社に再び就職して働く人のこと。
「自分から辞めた会社なのに、なぜ戻るの?」と疑問がわきますが、出戻るにはさまざまな理由や事情があるようです。
人材不足が続く日本では、即戦力になる出戻り社員は、会社側にも社員側にもメリットがあります。採用の新しいカタチとして、これから増えていくと考えられています。
 
 

出戻る理由は人それぞれ

•元の会社から「戻ってきて欲しい」と頼まれた
•家庭の事情などで辞めざるを得なかったけれど、その後状況が変わった
•転職をしたものの、理想と現実のギャップがあった
•深く考えず転職してしまい、上手くいかなかった

出戻る理由は人それぞれですが、共通しているのは「他の会社を見たことで、辞めた会社の良さに気付いた」ということ。

会社に不満があって辞めたとしても、転職先と比べたら元の会社の方が良かったという話はよく聞きます。やむを得ず退職した場合は、環境が整えば働き慣れた会社で、もう一度働きたいと考えるのは当然でしょう。

2018年にエン・ジャパン・人事のミカタは、「出戻り社員(再雇用)について」調査しました。このアンケート結果を参考にしながら、出戻り社員の実態について見てみましょう。(実施期間:2018年2月28日~3月23日 有効回答数:661名)

約7割の企業が、出戻り社員を受け入れている

アンケートの結果、一度退職した社員を再雇用していた企業は72%。2016年調査の67%から5ポイント増えています。
今後の予定についても「自社に必要な能力があれば再雇用したい」が69%「積極的に採用したい」13%となっており、多くの企業が再雇用を前向きにとらえていることがわかります。

再雇用のきっかけとして最も多いのは「本人からの直接応募」59%ですが、在職時の上司、同僚、部下や社長などからの紹介もトータルすると79%となり、在職時に良好な人間関係を築いておくことが重要だとわかります。
 

 

出戻り社員受け入れのメリット

即戦力として活躍できる
仕事に慣れていることはもちろん、社内のシステムを理解しているので、即戦力として期待できます。

人となりが分かっている
出戻り社員なので、人柄や得意な分野、価値観が分かっています。配属先の決定や既存社員とのコミュニケーションもスムーズです。

仕事への意欲が高い
再雇用してもらえたことで、会社への愛着も高まり、以前よりも熱心に仕事に取り組みます。転職先で得た新しいスキルや経験、新たに築いた人脈などもメリットとなります。

人事的コストの削減
在職社員の紹介で採用されることが多いので、面接などのプロセスを省略でき、採用のためのコストが抑えられます。また企業風土やルールを理解しているので、教育・研修のコストも最低限で済みます。

企業イメージアップができる
再び働きたいという出戻り社員の姿を見て、既存社員たちに「うちは他社よりもいい会社なんだ」という印象が生まれ、モチベーション向上にもつながります。

再雇用した理由は、即戦力と人となり

再雇用の理由については「即戦力を求めていたから」72%と、「人となりがわかっており安心だから」68%が上位を占めました。
 

 

出戻り社員受け入れのデメリット

メリットがあれば必ずデメリットもあるもの。出戻り社員の受け入れで、注意が必要なのはどんなことでしょうか。

待遇面のダウン
再雇用されても、以前と同じ給料・ポジションとは限りません。給料ダウンや非正規社員となる場合もあります。ただし以前よりもスキルアップしていると会社が判断すれば、良い待遇で迎えられることも。

既存社員の不満
出戻り社員の待遇は、既存社員とのバランスが大切。「一度辞めたのに、どうしてあのポジションなの?」「給料はいくら貰っているのだろう…」と既存社員の不平不満が出ることも。辞めずに頑張ってきた既存社員への配慮も大切です。

現在の会社になじめない
会社は常に進歩しており、社内の雰囲気やシステムも変わっています。以前のやり方にこだわってしまう、以前の後輩が上司になってやりにくいなど、居心地の悪さから再び辞めてしまうという例も。

再雇用後の周りの社員の反応(人事のミカタ調査より)

受け入れる既存社員の反応は、とても良い19%まあまま良い64%と、約8割が好意的。
理由としては「人柄が信頼されていたので歓迎された」「他社での経験によりスキルアップしていた」などがあげられています。
一方、あまり良くない8%、とても悪い1%という反応もあり、「辞めている間に入社した社員と上手くいかない」「現在のルールになじもうとする姿勢が不足している」といった理由があげられています。

再雇用を制度化している会社(人事のミカタ調査より)

トヨタ自動車、パナソニック、良品計画など、一部の企業では再雇用の制度がありますが、残念ながら再雇用制度のある会社はわずか8%。大多数の会社で制度化されていないのが現状です。
ケースバイケースで「良い人がいれば再雇用したい」と考える企業は多いのですが、その都度対応しているのが現状。その結果、既存社員の不公平感を生みやすくなっています。受け入れ側の理解を得るためにも、待遇や再入社条件の制度化が必要です。
 

 

出戻りでも一般の就職活動と同じ「謙虚さ」を

一度は自分から辞めた会社なので、何らかの不満があったはず。出戻り転職をしようと考える理由はいろいろありますが、それらの理由は元の会社に戻りさえすれば解決できるのでしょうか? 
再雇用が上手くいっているのは、優秀な人材を確保したい会社側と、元の会社の魅力に気付き、高いモチベーションでやり直したいと考えている人の条件が一致したケース。結局のところ、出戻り社員本人の能力と人柄、謙虚な姿勢が鍵を握っています。
こうした条件は、通常の中途採用とも共通しています。既に知っている場所で働くことは、ある意味ラクですが、いろいろな課題もありそうです。
それなら人材紹介会社などを利用して、新たな転職先を探すのも一つの方法はないでしょうか。元の会社でも新しい会社でも、職場に馴染もうとする気持ちや謙虚な姿勢が、転職を成功させる秘訣だと言えるでしょう。
 
 

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