リンパ浮腫って、どうやって治していくの？知らなきゃ損！久米川先生がスッキリ解決♪@ななほしクリニック

何らかの原因で体の中を巡っているリンパ管やリンパ節の働きが弱まってしまうリンパ浮腫。
※リンパ浮腫ってなぁに？詳しくは先月のコラム記事をチェック！（▶ https://sakai-news.jp/life/iryou2/20251010-pr_a078_nanahoshi）

治療の「大原則」は、とにかく「むくみがない、または少ない状態の時間を長くする」こと。
そのために、色々な方法を組み合わせてサポートしていきます！

① 圧迫治療（普段の生活での継続が大切！）

むくみが出やすい手足などを、外側から優しく圧迫することで、リンパ液がたまるのを防ぎ、流れを助けます。

弾性ストッキング・弾性包帯が代表的ですが、「硬くて履きにくい」「つけるのが大変そう」と感じる方も多いかもしれません・・・
でも、ご安心ください！ 最近は、柔らかい素材のものや、ご自身で簡単に着脱できるマジックテープ式のものなど、患者さまの体の状態や生活スタイルに合わせて選べるアイテムが増えています。「これなら続けられそう！」と思えるものがきっと見つかりますよ。

また、ただ安静にしているだけでなく、圧迫している状態で体を動かすことが、リンパ液の流れを良くするのに非常に効果的です！
無理のない範囲で、生活の中に圧迫下での運動を取り入れていきましょう。

②スキンケア（感染症を防ぐお守り♪）

リンパ液の流れが滞ると、皮膚の防御機能が低下し、「蜂窩織炎（ほうかしきえん）」という高熱を伴う厄介な感染症を起こしやすくなります。
乾燥や小さな傷から細菌が入るのを防ぐため、毎日の保湿と清潔を保つスキンケアが大切です。（優しく丁寧に♪）
また、リンパの流れを悪くするような行動を避けることも重要です！

③手術（体の「バイパス路」を作る！）

より積極的に改善を目指したい方には、手術という選択肢もあります！これは、詰まってしまったリンパ液を静脈へと流す「バイパス路」を新しくつくる治療です。局所麻酔でおこなうことができ、日帰り手術のため、体への負担も少なく受けられます！

④リンパドレナージ（機械の力で効果的に☆）

これは、リンパ液の流れを促すマッサージのことです！ななほしクリニックでは、専用の機器「リミティー」を導入しています。
この機器を使うことで、施術者による効果の差がなく、安定して高い効果を得ることができます♪

リンパ浮腫の治療は、決して一人で頑張るものではありません。患者さまに寄り添い、無理なく続けられる治療法を一緒に見つけます！
「ちょっとむくみが気になるな・・・」という初期の段階から、ぜひお気軽にご相談くださいね♪