ユネスコ世界文化遺産に百舌鳥古市古墳群が登録されようとしています。「世界平和のためには、世界の文化を知ることが大切」という趣旨ではじまったユネスコ世界文化遺産についに、堺・大阪からの登録があるのは喜ばしいことですね。
堺を愛し、そして商魂たくましい堺商人のみなさんは、すでに数々の古墳グッズ、古墳グルメを開発しているのですが、今日ご紹介するのは古墳グルメも古墳グッズも満載のお店、堺区山之口商店街にある「泉州庵」さんお薦めの「古墳こんにゃく」です。
見よ! 店頭に置かれた煮るなり焼くなり好きにして「古墳こんにゃく」。そして「古墳のきれはし」ってのもあるんですね。
丁度お店におられたオーナーさんにオススメの食べ方を聞いた所、「味の染みがいいので、煮物がおすすめですね。おでんとか筋煮込みとか」とのこと。ほうほう。
「古墳こんにゃく」をゲットしたあと、ちょっと店内も散策。古墳グッズが色々そろってますね。
人気はこちらの「古墳とはにわのマグネット」だそうです。
また、泉州の美味しいものも色々取りそろえてありましたよ。地元LOVEあふれるお店でした。
■クッキングタイム!!
さて、オーナーにオススメされたことだし、筋煮込みを作ってみましょうか。
まず、牛すじとショウガを鍋にいれて水から煮ます。最初は強火で沸騰してきたら弱火で。ちょっとずらして蓋をして、一時間強煮ます。アクが出たら取っていきます。
お湯が減ってきたら、お湯を足して一時間後。ええかんじになってきました。一旦お湯をすてて取り出します。
そのままだと筋のカタマリがでかいので、一口大に切ります。
で、古墳こんにゃくを用意します。こちらのこんにゃくはあく抜き不要とのことで、そのまま使います。味のしみがいいというオーナーの言葉を信じてあえて隠し包丁で切れ込みなどもいれずにそのまま使ってしまいます。
ここまできて、「古墳のきれはし」買っておけばよかったなーって後悔しました。この形を崩したくないけど、数的にもうちょっとこんにゃく欲しくなるじゃない? みなさんも「古墳こんにゃく」買う時はおまけで「きれはし」買った方がいいですよ。
お水をコップに二杯に、筋とこんにゃくをいれ、沸騰したら調味料をぶちこみます。
調味料は、砂糖、みりん、醤油、酒、ミソを自分が信じる量入れてください。後は弱火で煮詰めていきます。1時間ぐらいかな。辛かったら後で、お湯と砂糖・みりんを再投入して煮れば大丈夫。
はい。できました!
今の古墳をイメージしてネギでデコってみました。
さくっと作った筋煮込みでしたが、味染みはばっちり。ぷりぷりもちもち感もいい。形ばかりではなくて、しっかりこんにゃくとしてのポテンシャルが高いこんにゃくですね。堪能いたしました。
なお、7月5日の夜には登録が正式に承認されるのではないかと予測されていますが、泉州庵のオーナーさんによると承認された場合、仁徳天皇陵そばの「もず庵」では翌7月6日に「ふるまいこんにゃく」をするとのこと。こちらも楽しみです!
なんにせよ、美味しいグルメも世界平和があってのことだよなぁ……と、しみじみするのでした。
電話:072-269-4299