2022年大阪に新大学が誕生!新しいのに歴史と伝統?市大×府大『大阪公立大学』:

全国最大規模の公立大学『大阪公立大学』誕生

2022年、大阪市立大学と大阪府立大学がひとつになり、新たな公立大学『大阪公立大学』が誕生します。

日常が大きく変わった。人類は、そして社会は、これまで以上に複雑な課題をいくつも突きつけられている。いま、私たちに求められるのは「総合知」。学問の垣根を越え、地域や世界の境界を超え、あらゆる知が融合することで世の中が変わる新たな価値が生まれる。世の中に想像を超える確かな解決策を。これまでの常識を超える学びを。学ぶ者に自分の可能性を超える力を。新しい時代は、きっとここからはじまる。

ニュースなどで市大と府大が統合することは何となく知っていましたが、「いつから新しい大学になるのか」や「今の市大や府大の建物や学生さんはどうなるの」といった知らないこともたくさん。

そこで、さかにゅー編集部は大阪府立大学 中百舌鳥キャンパスにおじゃまして新大学についてお話を伺いました。

取材にご協力いただいたのは、公立大学法人大阪 企画部 広報課の皆藤さん、長谷川さん、竹内さん。3人は府大の卒業生ということもあり、学生時代の話を交えながら府大のこと、新大学のことを詳しく教えていただきました。


▲左から、長谷川さん、竹内さん、皆藤さん

新大学について「大阪発、世界レベル」

皆藤さん:新しく誕生する『大阪公立大学』は、学生数約1万6千人の全国最大規模の公立総合大学です。総合大学として、学部・研究科の枠を超えあらゆる学問領域を網羅します。めざすのは、大阪発、世界レベル。大阪から日本、そして世界の成長を牽引する大学となるよう、学生・教職員が一丸となってこの新しい大学を創っていきます。

長谷川さん:2022年4月に開学するので、現在の高校3年生の方が記念すべき第1期生です。ちなみに今現在、市大・府大で学んでいる学生たちは、そのまま卒業するまで市大生、府大生という扱いになります。

竹内さん:大阪市立大学と大阪府立大学はどちらも約140年の歴史がある大学です。市大は大阪商業講習所から、府大は獣医学講習所からスタートして、その後時代と共に変革を重ねながらそれぞれ大阪を代表する総合大学に成長しました。

皆藤さん:新大学では、2つの大学がこれまで培ってきた質の高い研究・教育が融合します。それぞれの長所が交わることで生まれる「研究力」は、『大阪公立大学』の大きな強みです。

竹内さん:『大阪公立大学』では、現代システム科学域という1つの学域と文学部や法学部など11の学部を設置します。両大学が培ってきた専門教育を継承した体系的・段階的な学びによって、課題が複雑に多様化した現代社会にも対応できる高い専門性を身につけます。

長谷川さん:本当に、無い学部は無いんじゃないかと思うほどフルラインナップの学びが揃っています。医学部と獣医学部が一つの大学にあるのは関西では唯一ですし、工学部は12学科のとても大きな工学部となります。市大・府大のお互いの強みが合致したことで、興味や関心に応じて学びの選択肢が増えるのは学生にとって大きなメリットだと思います。

皆藤さん:また大学院では15の研究科を設置し、世界的なレベルでの先端研究や異分野融合型の研究など、専門分野の「知」を極める環境が整っています。

長谷川さん:明確な目標を持って進学を目指す方はもちろん、将来の進路が定まっていない方でも、大学での学びの中でさまざまな進路の可能性を広げていくことができると思います。

学びの特徴「初年次ゼミナール」がすごい!

皆藤さん:『大阪公立大学』では、市大・府大がこれまで培ってきた、きめ細やかで質の高い少人数教育を継承します。研究を通じた学びによって専門的な知識と技能を修得するとともに、卒業後も生涯学び続ける力が身につきます。

長谷川さん:中でも特徴的なのは、1年生前期の全学必修科目「初年次ゼミナール」です。全学部・学域から自分の興味のあるテーマを選んだ少人数の学生が研究を進めていきます。

竹内さん:高校までの授業では経験しなかった、レポート作成やグループディスカッションを通して、これからの大学生活で必要となる自発的に学んでいく姿勢を早い段階で身につけることができます。

長谷川さん:私自身も在学中の「初年次ゼミナール」はとても印象に残っています。さまざまな学部から集まった学生たちからは、同じテーマで話をしていても全く違う意見が飛び出してきます。多様な価値観に触れながら、それぞれの意見も柔軟に取り入れ自分の考えをまとめるスキルが身につきました。

竹内さん:学部を超えて友達ができるのもいい点ですよね。テーマによってはフィールドワークで出かけることも多いので、すぐに仲良くなれると思います。学生と先生との距離が近いのも特徴で、勉強はもちろん、進路やプライベートなことなど色々なことを相談できます。

皆藤さん:私の学生時代には「初年次ゼミナール」はなかったので、学生たちから話を聞いていていつも羨ましくなります(笑)。座学で話を聞くだけの詰め込み式ではない、こういった市大・府大が培ってきたいい部分はしっかりと『大阪公立大学』に継承されていきます。

キャンパスについて

竹内さん:『大阪公立大学』は大阪を南北に縦断するかたちで位置します。「杉本キャンパス」「中百舌鳥キャンパス」「阿倍野キャンパス」「羽曳野キャンパス」「りんくうキャンパス」の五つのキャンパスにおいて特色ある学びを展開し、2025年には「森之宮キャンパス」も開設予定です。その他に、社会人向け大学院などがある「梅田サテライト」や交野市には「附属植物園」もあります。

長谷川さん:複数のキャンパスがあると通学を不安に思われる方もおられると思います。その点については、うまくオンラインを活用する仕組みが整っています。図らずもこの2年間のコロナ禍でオンラインを組み合わせた学びを前倒しした形となり、しっかりと成果も出ています。

竹内さん:堺市民の方からは、統合によって「中百舌鳥キャンパス(現・府大)」が無くなるの?という心配の声もいただきますが、「中百舌鳥キャンパス」はこれまで通り、公開講座など地域の方の生涯学習や文化的行事で利用できるオープンな場所であることに変わりはありません。

皆藤さん:今日もたくさんの地域の方がキャンパス内で散歩をしたり、お子さんとどんぐり拾いをされていました。街中にありながら、緑も多く公園のような「中百舌鳥キャンパス」は、これからも地域の皆さんの憩いの場として活用していただきたいです。

皆藤さん:地域とのつながりで言えば、私自身が担当者として関わってきた「府大花(さくら)まつり」には思い入れがあります。教職員、学生が力を合わせて2010年から中百舌鳥キャンパスで続けられてきたイベントです。
当時、整備ができておらず汚れていた府大池(園池)の水を全て抜き、大掛かりな清掃、改修を実施しました。
周辺の歩道も整備して、池も綺麗になったことをきっかけに、桜の綺麗な季節に近隣の方をお招きしたことが始まりです。

コロナ禍でこの2年は中止やオンライン開催になってしまったので、個人的な思いですが、いつかまた桜咲く素晴らしい時期に多くの来訪者で賑わう「花(さくら)まつり」を見られたらいいなと思っています。

「府大花(さくら)まつり」は、直前に行われた府大池(園池)の改修を契機として2010年4月にスタート。自然豊かな中百舌鳥キャンパス内で地域住民・学生・教職員が自然に親しみ、また交流することを通じて地域の環境や魅力づくりを一緒に考える契機とすることが主な目的。
学生・教員・職員・学外(生協)が実行委員に就き、それぞれ協働して企画・運営に取り組む点が他の大学ではあまり見られないユニークなポイントのひとつ。地域の方を大学全体でお迎えする「大学主催の大学祭(学園祭)」のような事業として、お子さまやその保護者の方を中心に、地域の方々に親しまれています。
大阪公立大学 中百舌鳥キャンパス(2022年4月より。現・大阪府立大学)
住所:堺市中区学園町1-1

まとめ

今回は新たに誕生する『大阪公立大学』について、あれこれとお話を聞かせていただきました。

新大学についてはまだまだこの記事だけでは伝えきれない強みや魅力がいっぱいなので、ぜひ公式サイトやYouTubeなどでチェックしてみてくださいね。

堺市民にはお馴染みの「中百舌鳥キャンパス」についても、知らないことがたくさんありました。気軽にキャンパスへ入ってもいいんですね(新たな発見!)

桜の季節に府大池へ行ってみたいと思います。

新しい大学でありながら、140年の歴史と伝統を持つ『大阪公立大学』。

「大阪発、世界レベル」を掲げ、大阪を、そして日本を熱く盛り上げてくれる「知」の拠点として期待が高まりますね!

『大阪公立大学』関連サイトなど

大阪公立大学公式サイト:https://www.upc-osaka.ac.jp/new-univ/

大阪公立大学入試情報サイト:https://www.upc-osaka.ac.jp/new-univ/admissions/ug/

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