15分間寝ているだけで検査が終わる!?痛くない乳がん検診「ドゥイブス・サーチ」を体験してみた:

日本女性の9人に1人がかかる乳がん

他のがんと比べて若い世代でも発症しやすいことが乳がんの特徴で、罹患率は30代前半から増え始めます。

近年、乳がんにかかる人の割合は急速に増えており、今では30〜64歳の女性のがん死亡原因のトップになっています。

そんな乳がんの治療の鍵を握るのが、「早期発見・早期治療」

乳がんは早期に見つけて適切に治療すれば、治癒が可能な病気です。
自分の命を守るためにも、定期的に乳がん検査を受けることが重要になってきます。

日本の乳がん検診受診率は、諸外国と比べて低い

「早期発見・早期治療」が重要になる乳がんですが、日本における検診の受診率は国際的に見ても低い値になっています。

乳がん検診を受けない理由として多くあがっているのが、
「乳房を圧迫されるのが痛いから」
「他人に胸を見られるのが嫌だ」
といったネガティブなイメージ。

一般的な乳がん検診といえば、マンモグラフィ検査やエコー検査があります。
マンモグラフィ検査の場合、乳房を板で圧迫し、薄く伸ばして放射線で撮影します。

そうすることで乳腺の重なりが少なくなり、病変(腫瘍)を見つけやすくなります。しかし痛みを伴う検査のため、抵抗のある女性も少なくありません。

今注目されている“痛くない乳がん検診”

そんな中、乳がん検診をより受けやすくするために開発されたのが、痛くない乳がん検診「ドゥイブス・サーチ」です!

「痛い」「恥ずかしい」といった不安を解消し、安心して受けられる最新の乳がん検診として、注目されています。

痛くない乳がん検診が受けられる清恵会病院へ!


▲小豆さん「2年に1回ぐらいのペースで乳がん検診を受けていて、これまでの検診とどう違うのか気になります!」 岡野さん「乳がん検診自体が初めてで、少し緊張しています…」

今回は堺市にお住まいの岡野さんと小豆さんに、無痛MRI乳がん検診「ドゥイブス・サーチ」を体験していただきました。

2人がやってきたのは、大阪府堺市にある清恵会病院。

現在、堺市でこの検診を行っているのは清恵会病院だけです。

「ドゥイブス・サーチ」を使った乳がん検診は9月1日より開始予定ですが、今回はひと足先に体験させていただきました(予約サイトもしくはお電話にて、事前予約を受付中です)。

清恵会健診センターの「無痛MRI乳がん検診」の詳細はこちら

「ドゥイブス・サーチ」の検診の流れ

それでは実際の検診の流れを見ていきましょう。

1.まずは受付で問診票の内容を確認

検査をWEBで申し込んだ際に、簡単な問診に回答します。その後さらに詳しい問診票が自宅に郵送で送られてくるので回答し、受診日当日に受付に提出。記載漏れがあればここで追記します。
問診票の内容を受付の方と一緒に確認し、気になることや不安なことがあればこのとき相談しておくと安心です。

2.検査着に着替える

上半身の衣服はすべて脱いで、専用の検査着に着替えます。
厚みの異なる2枚の検査着が用意されており、検査時は上に着ている厚手の検査着は脱いで検査します。

3.MRI室に移動し、検査台でうつ伏せになる

検査の受け方について説明を受けたら、検査台にうつ伏せになります。

空洞に乳房を入れるだけで検査できるので、下の検査着は着たままでOKです!

4.検査がスタート

検査中は機械音が発生するため、ヘッドセットを装着します。
うつ伏せのため圧迫感は感じにくいですが、検査中に不安になった場合は、ボタンを押して検査を止めることも可能です。

検査は約15分程度で、検査中は眠っていても大丈夫。

検査が終わったら更衣室で着替え、受付に戻ります。

お会計を済ませたら、検診は終了です。

5.後日郵送される結果レポートを確認


※写真はイメージです。実際とは異なります。

検査から2週間程度で、結果レポートが自宅に送られてきます。

検診結果はもちろん、問診票のフリースペースに乳房について普段の生活で気になることや不安なことをしっかり記入しておくと、それについての丁寧な回答をもらうことができます。

「ドゥイブス・サーチ」を受けてみた感想

無痛MRI乳がん検診「ドゥイブス・サーチ」を初めて受けていただいたお2人に、感想をお聞きしました!


岡野さん
これまで乳がん検診と聞くと嫌な印象が強くて。
受けに行かなきゃと思っていたけど、なかなか一歩が踏み出せずにいました…。
でも「ドゥイブス・サーチ」のように痛くなくて、最初から最後まで誰にも胸を見られない乳がん検診なら、行く前にネガティブな気持ちになることなく、前向きに受けていけそうです!



小豆さん
狭いところが少し苦手なのですが、うつ伏せの状態での検査だったので、リラックスして受けることができました。
あとは技師さんが全員女性で、とても丁寧に声かけをしてくれて…。
最後まで安心感を持ちながら検査を受けることができました。
これまでの乳がん検診とイメージが大きく変わって、乳がん検診に抵抗があると話していた周りの友人にもおすすめしたいです!

「ドゥイブス・サーチ」の6つの特長

痛くない

検査は乳房型にくりぬかれた検査台に、うつ伏せになって行います。
乳房を挟まないので、全く痛みがありません

見られない

最初から最後まで検査着を着たまま検査できるので、誰にも胸を見られずプライバシーが守られています。

被ばくの心配がない

磁気と電波を使用するMRI検査なので、被ばくの心配が一切ありません。
何度受けても、累積被ばくはゼロのままです。

がん発見率が高い

従来の検査と比べて死角が少なく、精度が高いため、がん発見率が高くなっています。
「ドゥイブス・サーチ」のがん発見率は、1000人あたり14.7人で、直接比較はできませんが、
平均的なマンモグラフィ検査の5倍以上に相当します。

乳がん手術や豊胸手術後も検査できる

通常のマンモグラフィ検査は乳房を圧迫するため、乳房手術後は検査できないことがありました。
「ドゥイブス・サーチ」は乳房を圧迫することがないので、豊胸術や乳房手術後、インプラント挿入後であっても検査が可能です。

日本人の乳房に適している

日本人は欧米に比べて高濃度乳腺の割合が高く、50歳以下では80%近くが高濃度乳房であるという報告もあります。
マンモグラフィ検査では、高濃度乳腺はがんと同じ「白」く見えるので、がんが見つけにくくなってしまいます。
「ドゥイブス・サーチ」の場合は、がんは「黒」く見えるので、がんの発見率は乳腺の量に左右されず、安心して検査を受けることができます。

女性にやさしい清恵会病院の健診センター

清恵会病院の8階にある健診センターでは、健康診断や各種がん検診、人間ドック、レディースコース、がんチェックコースといった幅広い検査を受けることが可能です。
オプション検査も豊富で、年齢や性別、悩み事に合わせてオーダーメイドな検査を作ってもらえるのも、魅力のひとつとなっています。
そんな病院併設の健診センターでは、女性にやさしい環境づくりにこだわっています。

女性特有の検査は女性スタッフが対応

乳がん・子宮がん検診といった女性特有のリスクを検査する場合、診察医や技師は全て女性スタッフが担当します。

センターの一部に女性専用スペースを設置

婦⼈科検診を女性だけの空間で安心して受けられるように、フロアの一角に女性専用スペースを用意しています。
将来的には、受付から帰るまでを女性だけの空間にするレディースデーの導入も検討しているそうです。

※男女共通の検査は共用フロアで実施
※「ドゥイブス・サーチ」は別フロアでの実施になります

取材/株式会社StarFACTORY(06-6534-6733)
※掲載の内容は2023年8月18日現在のものです。

清恵会病院の概要

社会医療法人 清恵会 清恵会病院
《清恵会健診センター》
電話:072-223-5020(健診センター直通)
受付時間:8:30〜17:00(日祝除く)
《清恵会病院》
住所:〒590-0064 大阪府堺市堺区南安井町1-1-1
電話:072-223-8199(代表)
診療時間:月〜土 8:30〜11:30
※泌尿器科、皮膚科は11:00まで
※上記は受付時間 ※曜日等診療科により異なります
※午後は予約外来 ※救急診療は24時間受付

検診のご予約はこちらから

 

 



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